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06 砂漠の中の学校 Kids

3日目の朝、砂漠を眺めながらコーヒーにパンとゆで卵とチーズとパイナップル・ジャムの朝食を食べてから、土産物を売っているマスクをかぶったべドウインの女性を撮らせてもらい、いよいよワヒバ砂漠の横断に出発した。

途中、べドウインの家の前に止まって彼らをスナップしたり、ラクダを撮ったりしながら、360度まったく同じような風景の砂漠に入っていった。
1時間ほどドライブした頃に、Nは突然とんでもない告白をした。
「実は衛星電話を忘れてきた。でも、平気だよ、迷えばべドウインがみつけてくれるし。先週5時間くらい遭難した車があったけど、5時間後に見つかったから平気」
・・・腹が立ってNに文句を言ったが、Nは平気な顔。諦めた・・

砂漠横断には故障や方向を迷って遭難も頻繁に起こるので、普通は2~3台以上一緒に横断するものだ。
一台の場合は、衛星電話を持つのは最低限の常識だ。
昨年、リビアのサハラ横断した時も故障したりと散々な目にあっているから、少し迷ったのだが、引き返すには随分走ってきてしまったし、覚悟を決め続行することにした。
まず、ワヒバ砂漠は上手く行けば、たった5時間で横断できる程度の短い距離。迷ったところで大した距離ではないし、故障した場合に2~3日平気なだけの水も食料も積んである。

3時間ほど、迷いながら走った後に、砂漠のど真ん中の学校に到着した。
Nは迷わないと宣言していたのに、何度も折り返してグルグル廻ったりかなり危なっかしい。
それにしても、こんな場所に学校があるのが信じられなかった。
小型トラックでべドウインの家を廻って子供たちを送迎しているようだ。

その後、少し走った場所で屋根だけのテントがあったので、そこで昼食にした。

(続く・・・)


すれ違ったスクールバスのような軽トラックの荷台から顔を出した、学校帰りのべドウインの少女と少年。

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05 ワヒバ砂漠の午後 wahiba

ワヒバ砂漠の入り口から10KMほど砂漠に入ったところにキャンプ場があった。
見覚えのある場所だ。2年前に通りかかったのを思い出した。
ハット小屋に荷物を置き、夕方に砂丘に行くプランだったので、それまでの時間に僕はべドウイン(遊牧民)の写真が撮りたかったので、Nの知り合いの遊牧民の家に直行する事にした。

Nが砂丘運転用にタイヤの空気を抜いている間に、絵になりそうなべドウインが目の前を通り過ぎたので写真を撮らせていただくために声をかけた。

あれ・・・どこかで見たことのある顔だ・・・・
なんと2年前にモデルになってもらったハルシー族のSだった!
向こうも最初は気がつかなかったようだ。2年ぶりに偶然会ったSは不思議と若返っているように思えた(もともと若いのだが)。嬉しい再会だった。

2年ぶりにSのポートレートを撮らせてもらってから、べドウインの家(テントではなく小屋のような場所)に向かった。SがEメールで画像を送ってくれとのこと。今はワヒバ砂漠のべドウインもメールアドレスを持つ時代になったようだ。

最初に寄った家はワヒビー族の家。ワヒバ砂漠のべドウインは定住しているので、テントで移動したりはしない。美味しいお茶をいただき1時間ほど話してから、父親と子供2人のポートレートを撮らせてもらった。奥さんが驚くほど美しかったが、撮るのは遠慮する。
次にハルシー族の家に寄った。ここのお母さんは観光客に土産物を売っているようなので、お茶やナツメヤシをご馳走になったお礼に民芸品を何点か買った。
ここでは、少年2人と少女2人を撮らせていただいた。余り写真慣れしていないせいか、カチカチに緊張したシャイな感じが逆になんとも新鮮で可愛かった。ここには10代後半~20代前半と思われる美しい少女がいたのだが、もう十分大人のようなので、撮影は遠慮した。オマーンのべドウインの大人の女性はなんとも美しい。お母さんになるとたくましくなる感じだ。これはべドウインに限らず、万国共通かな。

オマーンでは町の女性よりべドウインの女性の方が断然美しい。隣国のイエメンの女性も美しいし、バーレーンの女性も綺麗な人が多いので、アラビア半島の女性が全体的に綺麗なのかもしれない。綺麗と言っても、日本人受けしそうな可愛い感じだろうか。
北アフリカの女性はもっと派手で西洋人受けしそうな色気のある感じだ。

その後、キャンプ場に戻り、サンセット・ドライブとやらに出発。僕達の車と、もう一台ドイツ人の2人が同行。ワヒバ砂漠の砂丘はサハラ砂漠のように高さが数百メートルもあるような砂丘ではなく、わりと平坦でゆるやかな曲線を描いている感じだ。これはこれで、柔らかい感じが僕は好きだが、サハラあたりの大砂丘を見たことのある人には少し物足りないかもしれない。
ドイツ人についていたハルシー族の運転手Aをモデルにポートレートを撮らせてもらったり、ドイツ人2人と砂丘をバックに記念写真を撮り合ったりして、夕陽の沈むのを見てキャンプ場に戻った。ここで撮ってもらった一枚が、今回唯一の記念写真となった。頼まれたドイツ人のカメラはフィルム一眼レフだったので、いつもより慎重に撮った。デジタルのように失敗したら削除してもう一枚というわけにはいかない。そういった意味では、デジタルはシャッターチャンスや多少の露出の失敗を気にせずにバチバチ撮れてしまうのが良くもあり、悪くもあるように思う。

夜はキャンプ場でビュッフェ(バイキング)の食事。美味しかった。
レストラン兼宴会場のような場所で、お決まりのフォークロア・ダンスのパーテイがあり、踊るオマーン人も面白かった。彼らはべドウインではなく、演奏するのもべドウインの音楽ではなく、スール地方の音楽やソハール地方の音楽を演奏していたようだ。3~4枚撮ったところで外部フラッシュが壊れた・・・砂のせいだろうか。
壊れるのを覚悟で持ってきたカメラも砂だらけだったが、最終日まで運よく2台とも壊れないでくれた。今回持参したレンズは全て防塵防滴仕様だから心配なし。
この日の、このキャンプ場の宿泊客はすべてドイツ人で約12名くらい。皆、とてもフレンドリーで感じの良い人たちだったので楽しかった。
フラッシュが壊れたので、撮るのは諦めていたら、ドイツ人たちに頼まれて、彼らのカメラを何台も持たされ、踊るドイツ人たちを撮る。これはこれで色々なメーカーのカメラが触れたので楽しかった(笑)

11月の砂漠の夜は本来は寒いはずなので、フリースなどを持って行ったのだが、Tシャツでも平気なので拍子抜けした。

月の出ていない満点の星空が、モロッコのメルズーカの砂丘で観た空くらいに綺麗だった。

(続く・・・)

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04ワヒバ砂漠への道 on the way to Wahiba

4WDで迎えに来た運転手兼ガイドNさんは60歳くらいに見えたが、後で49歳だと知った。
アラブ人は実年齢より10歳位は老けて見える事が多い。砂漠横断なので若い運転手かと思っていたのでやや不安になるが、実年齢を知って一安心。

8時ピッタリに出発したのだが、まずはNの私用で1時間近くも止まった。
客を私用のために1時間も待たせる運転手やガイドなど聞いたことが無い。
Nいわく「わしは、観光客と扱いが同じじゃなきゃ嫌だ!君は客じゃなくてトモダチ!トモダチならトモダチの用事につきあうよね?」
あ、そう、トモダチだったらツアーは無料のはずだよね?と答えたら、ブツブツと自分を正当化する言い訳をいっていた。先が思いやられる。

だいたいNのキャラが読めてきたところで、僕も遠慮は無しにしてわがままな客になった(笑)
撮影したい場所には全て好きなだけ止まり、ツアー行程もかなり変えた。
Nは文句を言いながらも、大抵はすぐに気分を変えて観光客のように楽しんでいた。
僕もNのような運転手(オマーン人)は初めてだったが、Nも僕のような客は初めてだったろう。お互い様だ。(笑)
結果的には行って良かったと思える旅だった。

途中、何箇所か止まりながら、2年ぶりのワヒバ砂漠に到着した。
道沿いでのどかに蜂蜜や果物を売っている出店があった。
ワヒバ入り口の近くの食堂で魚と豆カレーを食べた。この後、食堂で食べる時は毎回このメニューだった。Nが魚好きらしい(笑)僕も魚が好きだから文句無し。
ただし、オマーンはインド料理のような食事が多いので3日もすると飽きてくる。

マスカットから本来なら3時間半で到着するはずのワヒバ砂漠の入り口についたのは、出発から6時間後の午後2時だった。

(続く・・・)



マスカットからワヒバ砂漠への道中の風景

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03マトラの港 Mutruh

マトラ港に着いた僕は、魚市場に向かった。
市場のまん前に漁から戻ったボートが着くようになっており、そこから直接市場に魚が並ぶ。
ボートと言っても小さなモーターボートで、大抵は漁師が2人組で漁に出る。
早朝出たボートは夕方に戻り、夕方出たボートは早朝に戻る。
大き目の船は、漁に出ると数日間は戻らないそうだ。

一度、漁に同行して撮影してみたいのだが、小さなボートにはもう一人乗るスペースが無いし、
乗れたとしても漁の邪魔になるだけなので、なにか良い方法が見つかるまで待っている。

市場はまだ人も魚も少なかった。
毎年必ず撮らせてもらっているおじいさん一人と青年一人がいるのだが、今年は残念ながら
見当たらなかった。漁に出ているか、休みなのだろう。
それでも、いつも見かける懐かしい顔を見て、シャッターを押した。
毎年、撮っている場所だが市場の活気が好きなので飽きる事は無い。

30分ほどで、ホテルに戻った。
朝食をとって、8時丁度にはガイド兼ドライバーが迎えに来て、ワヒバ砂漠に向かって出発した。
(続く・・・・)


朝日に照らされるマトラの港。

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02 マスカット出発の朝 Boys in Muscat

早朝に目が覚めてしまった僕は、朝食を食べる前に毎年必ず行くマトラ港の魚市場に行く事にした。
ワヒバ砂漠への出発は8時。まだ、5時過ぎだし、十分間に合う。

タクシーをつかまえる前に、見かけた子供たち。
こんな早くから学校だろうか。どこの国でも子供たちは朝から元気だ。
オマーンでは子供も大人も皆、この白い服(色は白以外にもライラックなど数色有り)とオマーン帽を被っている。
サナアではジャンビーヤ(短刀)を見るとイエメンに居ることを感じるように、マスカットではこの姿を見るとオマーンに着たんだ、と言う嬉しい気分になる。
オマーン人も以前はジャンビーヤに良く似たカンジャを差していたそうだが、今は結婚式など特別な時にしか見る事が出来ない。

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