FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マリ人との出会い a Man from Mali

僕にとってサハラ砂漠は、エジプトからモロッコまでの地中海沿いの北アフリカの国々にある砂漠だった。地図上ではその下の方の国々にもサハラが広がっているのは知ってはいたが、さほど興味も無かった。

リビアのサハラ砂漠に行った時に、はじめてマリ人やモーリタニア人やニジェール人のトウワレグ族に会った。
たまたま僕が出会った人たちがそうだっただけかもしれないが、皆、物静かで穏やかで、僕のイメージするサハラにピッタリの人たちだった。彼らとの出会いによって、地中海側以外のサハラにも興味を持つようになった。

彼はマリ出身でリビアのサハラで料理人をしていた。今も美味い料理を作っているのだろうか?
イタリア人のサハラのサファリキャンプ等について行って料理をする仕事だ。
僕は写真を好きな場所で止まって好きなだけ撮りたかったので、貸切で車をアレンジしてもらった。その割には満足いくような大した写真が撮れていなかったが、それは単にまた行けということだろう(笑)

クスクスが大好きだと話したら、2日に1回はクスクスを作ってくれた。いまだにあれほど美味いクスクスには出会えていない。彼が毎晩作ってくれたスープの美味さも忘れられない。
不思議だったのは、1週間ほどキャンプをしながら移動して、食料は1日目に用意したものだけだったのに、毎朝食べるフランスパンが焼きたてのような味と食感だったこと。いったい、秘密はなんだったのだろう?
キャンプの食事はリビアのサハラが一番、豪華で美味かった。普通は砂漠のキャンプではドライバーが料理もしてくれるのだが、リビアは料理専門の人が付くのが一般的らしい。
また、一日目に用意した羊の肉を、ちょっとした隙に猫に盗まれた。肉の入ったポリ袋を咥えて走っていく猫の姿はいまだに脳裏に焼きついている。憎き砂漠猫(笑)

そして、毎晩焚き火を囲んで、彼とリビア人のドライバーと3人で砂漠の話をした。
毎日1枚、彼の写真を撮らせてもらった。その度にカチカチに緊張するのだが、そのままが記録されていて、今も見ると微笑ましく思う。この写真は、その中でも一番リラックスした写真。なんとなくアジアを感じさせる容姿だなと思うのは僕だけだろうか?
移動中の4WDの中で撮ったので、ややブレている写真だが、あの旅中で僕は一番好きな写真だ。2度目のリビアへの旅だった。

また必ず来ると約束をしたのに、いまだに僕は約束を守れていない。元気かな?
きっと、無責任に再会の約束をする旅人には数え切れないほど会っているのだろうが、軽く僕の言葉をかわすわけでもなく「神の思し召しのままに」と彼は穏やかに答えた。

PA269567bw.jpg
ZD50mm f2.0 MACRO





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。