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アマルナ遺跡   Desert for Aten

アメンホテブ4世=アクナトン王

ツタンカーメンの父。
世界初の一神教=太陽神アテンを信仰し、それにて統治。
それまでの軍人ファラオとは異なり、自然を愛し、「愛と平和」を求めた王。

さて、この王は当時、都だったルクソールを現在の中部エジプトのミニア近辺の(テルエル)アマルナに移した王だった。その憧れながら行きそびれていたアマルナ遺跡にやっと行ったのはカクメイ後の2012年1月になってからだった。

ずっと行きそびれていた中部エジプトの東方砂漠のど真ん中にある遺跡。
日本で、未だに富士山にも北海道にも実は行ったことが無いのと同じ理由だ。その心は「いつでも行けるから」・・・だった。
しかし、カクメイ後につくづく思ったのは、「いつでも」や「いつか」は訪れる前に消えてしまうことも多々あるということ。
よって、カクメイ後は思い立ったが吉日。何処かに行きたい時には、観光警察に電話し確認し、もし「治安的にも問題ない状況だった場合には」何処にでも即行くようになった。

このアマルナに行った時期は、かなり寒かったのを覚えている。
ミニヤのナイル沿いのホテルの熱いシャワーを浴びるのが動き回った一日の終わりに心地よい癒しとなり、至福の時だった。

カクメイ以来誰も訪れなかったその遺跡に、カクメイ後に最初に訪れたのが私だと現地の警察に言われたのを想い出す。
元々、ツアー客はほとんど訪れない土地であり(訂正・アマルナを含むツアーはたまにあったそうだ。現在は不明。)、交通の便に難があることから個人の自由旅行者も余程、古代遺跡に興味があるのではない限りは昔から足を延ばさない場所だった。

遺跡そのものよりもその土地の持つ空気や光や雰囲気の特殊さが、個人的には印象に残っている。
言葉ではうまく説明出来ないが、ありきたりの言葉でいえば、スピリチャルな空気漂う特別な土地に思えた。

かなり広大な遺跡跡で、車は必要であり、とても徒歩で周れる遺跡ではない。
うっすらと砂に覆われた空気の下の砂漠の中、太陽光が砂を通して降ってくる感覚に、アクナトン王の信仰したという太陽神を垣間見た気分になった。ただし、ルクソールにあるような状態の良い派手な神殿等はアマルナにはない。

私が訪れた時は急行列車でカイロから4~5時間ほどの予定だった、しかし途中で列車が何故か止まってしまい、結局ミニヤまで7時間ほどかかり疲れたが忘れ難い列車の旅となった。
車窓から観た夕暮れ時の椰子の木や畑を今でも鮮明に記憶の中に蘇るほど、あの日を忘れない。

アマルナはそのミニア市から車で更に数時間行った砂漠の中にある。ミニアには三泊ほどしあちこちレアな遺跡を巡った。ミニアのホテルはナイルが見え、なかなか居心地が良かった。
あちこち5か所くらい廻ったよう記憶する。珍しいローマ遺跡やら、キリストと聖母が立ち寄ったと言われる洞窟に出来た教会やら、興味深い場所は意外と多い。
個人で簡単に移動できる場所ではないことから、ツアーでない場合は昔から個人的に警察のエスコートは必須な場所だった。

(( 今では急行列車でミニアで外国人が下車することは禁止されています。また、治安に関しては要チェック。(もし、治安に問題が無い時期に)個人の場合、日常会話程度のアラビア語能力は必要かと思います。英語はホテルのレセプション以外ではほとんど通じない地域と思っていいでしょう。また、個人の場合、自分で現地警察に連絡を取り同行をアレンジすることが必要な地域だということもお忘れなく。))

さて、アクナトン王は世界最初の一神教=アテン神(太陽神)信仰をもたらした王でもあり、古代ファラオの歴史でアビドスにそのカルトーシが発見された謎のスコーピオン王と共にミステリアスな王。
その時代の壁画はアマルナ美術と言われ、他の時代とは違ったやや繊細な、敢えて言えばファラオ風「印象派」的な独特なアートで私は大好きだ。

アマルナ美術ではヒトの後頭部がややとんがっていて(?)不思議な形をしているが、私の友人に二名ほど同じような頭の形の人が実際にいることから、デフォルメではなく現実だったと私は想像する。

エジプトの砂漠の中にある古代遺跡の中で再び訪れたい場所のトップがこのアマルナだ。
いつか、また行ける日が訪れることを、あの時と同じ寒い冬のカイロで…願う。

この階段を登りきると、そこにアマルナ美術を観ることが出来るいくつかの墓がある。遺跡跡の周辺はどこまでも砂漠。
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これは北の宮殿跡。ここにアクナトンやネフェルテイテイが住んでいたのだろうか?
P1084716a.jpg

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 海外情報

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