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もう一種のキツネ Nile Fox

今迄に砂漠で見たことのある砂漠キツネは三種存在する。

一種は、あの猫のように小さなフェネックと呼ばれる白っぽいかわいいキツネだ。
フェネックは、モロッコのメルズーカで宿の屋上で満点の星空の下で遭遇したのが最初だった。1998年のこと。
その後は、2004年にエジプトの白砂漠のキャンプ中に遭遇した。その日は月夜だった。

もう一種は、フェネックに似ているのだが、フェネックより少し大きめで、目の下がオレンジ色のキツネ。
フェネックかと思ったが、どうも顔が違うから、仲間ではあっても微妙に違う種類だと思う。
これは西方砂漠のクジラの谷にキャンプした時に遭遇した。2009年のことだった。

そして、もう一種は、ナイル狐と呼ばれる赤茶のキツネ。
はじめて見たのは、2011年にファイユームオアシス近くのサバクに行った時。
その時は、砂漠の中で屍を見た。ナイル狐は砂漠にまで遠征するのか、と驚いたものだ。
はては、迷い込んでチカラ尽きたのかもしれない。

そして、その同じ種類のナイル狐を2014年の10月にアスワンで見た。
ナイルを望むホテルのバルコニーから、夜明け前に下を見たらナイルの土手沿いに居た。
あっという間に走って行ったので、翌朝、同じ時間に待ってみたら、また現れた。
アスワンも砂漠に囲まれているから、砂漠キツネ?と呼んでも差し支えないだろう。

画像は2014年、10月にアスワンで見たナイル狐。

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テーマ : 動物の写真
ジャンル : 写真

砂漠の働き者 a Working Camel

砂漠の働き者といったら、ロバだろうか?ラクダかな?

ロバは街中で働かされている者より、砂漠で働くものの方が幸せそうに見える。
街中で働くラクダは見た事がないが、街に一番近い砂漠にあるピラミッドで働くラクダは働き者だ。

毎日、同じルートを観光客を乗せ、グルグル廻る。
文句も言わずにグルグル廻る。それでも悲壮感がないのは、飼い主にかわいがられ、そして、そこがアスファルトではなく砂だからかもしれない。

大きな三角形を、ラクダはどう見ているのだろう?

グルグル廻る為の目印か、単にデカイ障害物か、はたまたラクダもその巨大な三角形を見ながら哲学的な物思いにふけることもあるのかもしれない。言葉を発しないだけであって、その頭の中は、人間には本当は未知のものに思えるから。

砂の上で一休みしながら、葉っぱを食べ、ラクダはピラミッドを眺めながら、DNAの中に刻まれている古代を想う。

「石を運ぶよりは、人間乗せるほうがまだマシさ。」


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ラクダの子供 Young Camels

子供がかわいいのはロバだけではない。
ラクダの子供もかわいい。かわいくない動物の子供なんていなかったか(笑)

ラクダの子供はロバの子と比べて比較的、遭遇率が高いかもしれない。
オマーンでは何度も見かけた。また、特に印象に残っているのは、チュニジアの枯れた塩湖を歩いていた野生らしき親子のラクダだ。

画像は2011年1月にオマーンのワヒバ砂漠で見かけた、べドウインに飼われているラクダの子。

もし、ラクダやロバが猫や犬くらいの大きさだったら、家のなかで飼いたい。
砂漠ギツネと違って人に慣れるから。しかし、ラクダもロバも犬猫サイズだったら乗れないな(笑

それにしても、ラクダは足が長い。

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テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

アーモンド形の目 Eyes of a Donky

南エジプトの砂漠で、はじめてロバの子供に出会った。
若いロバには何度も会った事があるが、生まれてそれほど経っていないロバは初めてかもしれない。
もしかして、覚えていないだけかもしれないが、、

僕はもともとラクダよりもロバの方が好きだ。
ラクダのように突然に暴れだしたりもしないし、なんといってもその顔がかわいい。
もし、長期砂漠をひとりで旅出来るのなら、僕はラクダ数匹と共にロバも連れて行きたい。
ラクダには荷物を運ばせ、自分はロバの背中に乗りたい。
しかし、そうするとラクダを誘導するのに引く人が誰か必要か?

子供のロバの目を見て感激した。
おお!アーモンド形(笑)

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ORIX

砂漠の動物といえば、まずはラクダ。これは野生も含め何処の砂漠でも数多く遭遇する確立が高い。
そしてキツネ。これは運がよければ、日没後に遭えるが、なかなか難しい。僕は今までに7回ほど遭えたろうか。
そのうち、撮影できたのは1回のみ。

そしてガゼル。これは動物園にも居るし、リビアではトリポリの町中でも遭遇した。

僕がぜひ見てみたかったのが、このオリックス。
アラビアにはオリックス保護地域やら飼育研究している場所が数箇所ある。
オマーンはアクセスがあまりにも難しすぎで未訪。今回やっと行けたのが、このカタール。
広大な敷地内でオリックスが飼育されていた。許可証が必要。
もう一箇所、僕の知る限りヨルダンにもあるようだ。

さて、初対面の感想は?
すっげー角(笑)

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