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もうひとつの愉しみ方

砂漠を愉しむ。

遊牧民と共にラクダで砂漠を散歩する。
4WDやラクダで砂漠を横断する。
仲間とわいわいキャンプする。
ひとり、ラクダと共に砂漠を泳ぐ。

そのほかにも様々な、それぞれの愉しみ方があり、そのどれもが楽しい。

もうひとつの愉しみ方。

砂漠のど真ん中で泳ぐ。

塩湖で泳げる場所は、リビアのウバリ、エジプトのシーワから行ける塩湖が思い浮かぶ。

もっと簡単に泳げる場所。

砂漠の中のプール。
このアブダビから2時間のリーワ近くのリゾート以外に、面白いなと思うのは、エジプトのピラミッドの近くの各ホテル。いくつかのホテルからはピラミッドを眺めながら泳げる。

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UAEの砂漠

UAEの砂漠といえば、ドバイからツアーで行く観光砂漠が有名だが、タイヤの跡が苦手な私とはいまひとつ相性が良くないようだ。しかし、単なる好奇心から行って見たアブダビから車で2時間ほどのリーワオアシス近くの、この砂漠はかなり気にいった。(車がスタックした恐怖の思い出のせいか)私が苦手なルブアルハリ砂漠の一部ではあるが、素晴らしい眺め。

画像は砂丘の中の高級リゾートホテルの部屋からの眺め。砂丘の中にリゾートホテルを造る感覚はどうなんだろう?と行くまでは斜に構えていたが、この景色は、同じアラビア砂漠のワデイ・ラム(ヨルダン)やワヒバ砂漠(オマーン)よりも、私のつぼにはまり、アラビア砂漠の中で一番好きな砂漠となった。そして、砂漠のリゾートは素晴らしい、と私の考えはいとも簡単にコロリと変わった。

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死と再生と Desert in Qatar

砂漠は既に死んだ土地だと誰かが言った。
死の跡に、新たな生命はまた再生される。

気の遠くなるほどの時を経て、
また死の跡の上に植物は生まれ、どこからか小動物は現れる。

死は終わりではなく、新たな始まり。
自然を破壊するのは常にヒトと言う生き物のみではない?
宇宙の偉大な力が、自ら「その時」に破壊しているのだろうか。
ヒトを生んだのも、またその偉大な力。

繰り返される破壊と再生の中で、
地球はその終わりが来る時まで廻り続ける。
人工物のタイヤもまたクルクルと廻り続ける。
砂の上を走るラクダの脚に嫉妬しながら。


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ラクダのレース Camel Race

ラクダのレースは、アラビア砂漠とサハラ砂漠のあちこちで行われている。
季節限定の場所もあれば、祭りの時にのみ年に一度行われる場所等さまざまだ。

アラビア砂漠では、昔は子供が乗っていたが、危ないので今ではラクダの背に
小さなロボットを乗せハイテクにリモコンでラクダを操作する。
サハラでは大人がラクダに乗りレースをする。

アラビア砂漠では、数キロメーターの作られたレース場が砂漠にあるか、ワデイでレースが行われる。
サハラでは砂漠がそのままレース場となる。

アラビア砂漠では、走るラクダを4WDやジープで追い見学する。
サハラは不明。サハラでレースのある場所は僕はリビアとアルジェリアの国境のあたりしか知らない。

僕は未だに実際のレースを見たことが無い。
次の僕の行きたい場所は、ラクダのレースだ。強く望めば必ず願いは叶うものだ。
そして、僕は『平和』なリビアの砂漠に再び行くことを強くイメージした。

画像は、アラビア半島のレース場で訓練中のラクダたち。実際のレースではない。


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砂の中の海 Inland Sea

いつか行きたいと思っていた砂漠。
カタールの砂漠の中にある内海のインランドシー。

幾度と無く計画をしては、直前にキャンセルしていた場所。
縁がないのだろうかと思っていたが、その日は訪れた。

白っぽい砂漠が続き、突然現れる内海。
・・・・・海だ。

オマーンでワヒバ砂漠を横断した時に見た海。
もしくは、エジプトの砂漠の中にある海に見える巨大な塩湖。
砂漠の中の海はいくつも見てきた。
しかし、海の中の砂丘は初めて見た。

サウジアラビアが一部見えた。

珍しい風景だが、白っぽい砂のトーンと限りなくあるタイヤの跡、
そして光が遮断され続ける空の下は、写真にするのが難しい。
全体を撮ってもフラットだ、かといって思い切り切り取るとただのビーチに見えてしまう。
しかし、それでも海はとても青かった。

いつの間にか僕は写真は忘れ、その「場所」ただ感じていた。
そこは紛れも無く、他とは違うカタールの砂漠の中の海だった。
10年以上前から、近くていつでも行けそうなのに行かなかった場所。
僕にとっては、(初めての場所が常にそうであるように)やっと行けた事に大きな意味があった。

どんな場所でも、願い続ければ行ける日は訪れる。

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